2010年05月20日

安易な「選択と集中」はやめよ―村上正泰氏が講演(医療介護CBニュース)

 医療政策の在り方を考え理解を深めようと、神奈川県保険医協会は5月12日、かつて厚生労働省で医療制度改革に携わり、「医療崩壊の真犯人」などの著書がある村上正泰氏(山形大大学院医学系研究科教授)をゲストに招いて講演会を開いた。村上氏は、医療現場が抱える問題点を制度や財政など多角的な側面から指摘。中でも、政府が進める療養病床の再編計画については、病院機能の評価が不十分なまま、どこかを切り捨てることで医療費を抑制する安易な「選択と集中」はやめるべきと述べた。

 「『医療崩壊』の原因と今後の医療再生に向けた課題」をテーマに行われた講演で村上氏は、日本の医療提供体制の現状を諸外国との比較データなどを用いて説明。それによると、患者の平均在院日数や人口1000人当たりの病床数は、日本が他の主立ったOECD(経済協力開発機構)加盟国(独仏英米)と比べても飛び抜けて多いが、この背景には日本の福祉政策が諸外国に比べて遅れており、病院が介護施設の機能を担ってきたことがあるという。
 しかし近年の医療費抑制政策では、「選択と集中」の名の下、急性期と在宅に偏った療養病床の再編計画が進められていると指摘。さらに、こうした偏りが進むことで、「長期療養の受け皿がないため急性期に患者が逆流したり、行き場を失って医療・介護難民が発生したりすることにもなる」との懸念を示し、「単純に急性期や在宅を重視するというのではなくて、全体的な病院機能の評価を行うことが重要。その上で、どの段階も切れ目無く必要な医療を提供できるような地域完結型医療を目指すべき」と述べた。
 また、民主党が昨年の衆院選前に出した病床再編計画では、38万床の病床数は維持しながらも、急性期病床から亜急性期病床へ、亜急性期病床から療養病床へ、さらに療養病床は居住施設へと転換を図ることが盛り込まれている。これについても村上氏は、「病床の専門性や機能を無視して、図式的にスライドさせることが現実的なのか疑問。単なる数字合わせでは」と指摘し、「数字ありきで頭ごなしの病床再編は混乱を生むだけ」と厳しく断じた。

■次回の診療報酬改定、「技術とモノの評価分離が不可欠」
 
 村上氏は今年度の診療報酬改定について、「10年ぶりのプラス改定となったが、まだ不十分」と述べた。その上で、次回の改定に向けた課題として、「技術とモノの評価を分けるべき」と指摘。今回の改定で大幅に引き上げられた手術料についても、「医師の技術料と材料費、その他の経費が未分化で評価されている。点数の算定根拠を明確にした上で、ドクターフィーの導入の是非などを議論すべき」とした。また、入院基本料についても、「原価計算の根拠がないので、正確なコストに基づいた評価が必要」との認識を示した。


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2010年05月13日

国際バラ展 個性豊かな庭も 西武ドームで12日開幕(毎日新聞)

 埼玉県所沢市の西武ドームで12日開幕する「第12回国際バラとガーデニングショウ」(毎日新聞社、NHK、スポーツニッポン新聞社でつくる組織委員会主催)開会式と内覧会が11日あった。今年のメーンテーマは「バラにつつまれる贅沢(ぜいたく)を」。100万輪のバラと個性豊かな庭を紹介する。一般公開は17日まで。コンテスト3部門の受賞者が決まり、表彰式が行われた。応募総数は891点。各部門の大賞受賞作品と受賞者は次の通り。(敬称略)

 【バラ鉢植え】農林水産大臣賞・埼玉県知事賞「マチルダ」=埼玉県羽生市、島村由利子【ハンギングバスケット】農林水産大臣賞「〜森〜」=千葉県柏市、島谷道子【ガーデン】国土交通大臣賞「春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)」=埼玉県三芳町、木ごころ

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四季のガーデニング:ヤーコンの苗の植えつけ=山田幸子
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シカ急増、保護地域追われるニホンカモシカ(読売新聞)
GW10キロ以上の渋滞、過去最高の408回(産経新聞)
鳩山首相「おわび行脚」ひたすら低姿勢 言葉はまた“空回り”(産経新聞)
<囲碁>羽根が封じる 本因坊戦第1局(毎日新聞)
<普天間>「5月超えても交渉」 枝野氏、首相の責任を否定(毎日新聞)
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2010年04月27日

脱線事故5年 思い出の地の砂を長男手作りの茶碗に 遺族の菅尾さん(産経新聞)

 長男の会社員、吉崇(よしたか)さん=当時(31)=を亡くした菅尾美鈴さん(61)はこの日早朝、神戸市東灘区の自宅の居間にある遺品を並べた棚の前に座った。

 目の前には美鈴さんの誕生日にプレゼントされた吉崇さん手作りの淡いグレーの茶碗(ちゃわん)。茶碗に家族旅行で訪れた淡路島や、吉崇さんが留学していた米サンフランシスコで集めた砂を入れた。そして笑顔の遺影。

 茶碗に吉崇さんが好きだった香の「ホワイトムスク」をくべた。部屋中に甘く優しい香りが広がった。「天国のあの子に届きますように」。吉崇さんの優しい笑顔を思い浮かべ、静かに手を合わせた。その後、脱線事故の現場に花を手向けにむかった。

 美鈴さんが砂を集め始めたのは2年ほど前。天国で寂しい思いをさせたくないと感じたからだった。家族旅行で訪れた淡路島、近くの神戸・六甲山、サンフランシスコ…。遠方の友人の協力もあり、思い出の地の砂は15カ所にのぼった。

 砂を入れた茶碗は、吉崇さんが留学中だった14年前、陶芸好きの美鈴さんの誕生日に贈ったものだ。その後も居間で大切に飾り続けた。吉崇さんも帰国した際、「大事に飾ってくれてるんや」と喜んだという。

 しかし、いつものように出勤した息子は、冷たくなって帰ってきた。「まさかこんな形で茶碗が使われるとは。あの子も夢にも思っていなかったでしょう」。美鈴さんは茶碗を見つめ、複雑な表情を浮かべた。

 この春、大きな決断をした。5年間手放すことのできなかった遺骨を先月、霊園の桜の木の下に埋める「桜葬」で納骨した。「あの子らしい形で弔ってあげたい」と考え抜いた末のことだった。納骨を終えた今は寂しさと、「やっと眠らせてあげることができた」という安堵(あんど)とが交錯する。

 5年の日々は、現実を受け入れようとする間に過ぎた。たとえ10年が経とうとも、悲しみやつらさは決して消えないと感じる。でも、桜の木の下からいつも吉崇さんが見てくれていると思い、懸命に前を向いて歩いていくつもりだ。

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posted by ミドリカワ トシオ at 12:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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