2010年04月27日

脱線事故5年 思い出の地の砂を長男手作りの茶碗に 遺族の菅尾さん(産経新聞)

 長男の会社員、吉崇(よしたか)さん=当時(31)=を亡くした菅尾美鈴さん(61)はこの日早朝、神戸市東灘区の自宅の居間にある遺品を並べた棚の前に座った。

 目の前には美鈴さんの誕生日にプレゼントされた吉崇さん手作りの淡いグレーの茶碗(ちゃわん)。茶碗に家族旅行で訪れた淡路島や、吉崇さんが留学していた米サンフランシスコで集めた砂を入れた。そして笑顔の遺影。

 茶碗に吉崇さんが好きだった香の「ホワイトムスク」をくべた。部屋中に甘く優しい香りが広がった。「天国のあの子に届きますように」。吉崇さんの優しい笑顔を思い浮かべ、静かに手を合わせた。その後、脱線事故の現場に花を手向けにむかった。

 美鈴さんが砂を集め始めたのは2年ほど前。天国で寂しい思いをさせたくないと感じたからだった。家族旅行で訪れた淡路島、近くの神戸・六甲山、サンフランシスコ…。遠方の友人の協力もあり、思い出の地の砂は15カ所にのぼった。

 砂を入れた茶碗は、吉崇さんが留学中だった14年前、陶芸好きの美鈴さんの誕生日に贈ったものだ。その後も居間で大切に飾り続けた。吉崇さんも帰国した際、「大事に飾ってくれてるんや」と喜んだという。

 しかし、いつものように出勤した息子は、冷たくなって帰ってきた。「まさかこんな形で茶碗が使われるとは。あの子も夢にも思っていなかったでしょう」。美鈴さんは茶碗を見つめ、複雑な表情を浮かべた。

 この春、大きな決断をした。5年間手放すことのできなかった遺骨を先月、霊園の桜の木の下に埋める「桜葬」で納骨した。「あの子らしい形で弔ってあげたい」と考え抜いた末のことだった。納骨を終えた今は寂しさと、「やっと眠らせてあげることができた」という安堵(あんど)とが交錯する。

 5年の日々は、現実を受け入れようとする間に過ぎた。たとえ10年が経とうとも、悲しみやつらさは決して消えないと感じる。でも、桜の木の下からいつも吉崇さんが見てくれていると思い、懸命に前を向いて歩いていくつもりだ。

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2010年04月24日

首相動静(4月20日)(時事通信)

 午前5時50分から同6時41分まで松野頼久官房副長官。同7時3分、松井孝治官房副長官が入った。
 午前7時42分、松井氏が出た。
 午前7時51分、公邸発。「きょう、普天間問題に関する関係閣僚会議を開催するという報道があるが」に「何もまだ決めていません」。同53分、国会着。同54分、院内大臣室へ。同8時2分、中期的な財政運営に関する閣僚委員会開始。
 午前8時34分、同委員会終了。同37分、閣議開始。
 午前8時53分、閣議終了。同55分、院内大臣室を出て、同56分、国会発。同58分、官邸着。同59分、執務室へ。
 午前9時18分、岡田克也外相、藪中三十二外務事務次官が入った。
 午前9時53分、岡田、藪中両氏が出た。
 午前10時10分、執務室を出て南会議室へ。同11分から同35分まで、オマーンのマッキ国家経済相らが表敬。同36分、同室を出て官邸玄関でマッキ氏を見送り。同38分、執務室へ。
 午前11時、執務室を出て特別応接室へ。同1分から同27分まで、日本国際賞受賞者の岩崎俊一東北大名誉教授らが表敬。同28分、同室を出て執務室へ。
 午後0時8分、執務室を出て首相会議室へ。
 午後0時35分、同室を出て執務室へ。
 午後0時50分、執務室を出て、同51分、官邸発。同52分、国会着。同54分、衆院本会議場へ。同1時2分、衆院本会議開会。
 午後3時55分、衆院本会議散会。同56分、衆院本会議場を出て、同57分、国会発。同59分、官邸着。同4時、執務室へ。
 午後4時35分から同57分まで、枝野幸男行政刷新担当相、加藤秀樹行政刷新会議事務局長。同59分、執務室を出て大会議室へ。同5時、行政刷新会議開始。
 午後5時48分、同会議終了。同49分、同室を出て執務室へ。
 午後5時50分から同6時24分まで、イシャエフ・ロシア極東連邦管区大統領全権代表。谷崎泰明外務省欧州局長同席。
 午後6時34分、執務室を出て小ホールへ。同35分から同41分まで、報道各社のインタビュー。「普天間問題に関する関係閣僚会議はいつまでに開くか」に「まだ開く段階ではないが開く環境になれば開きます」。同42分、小ホールを出て執務室へ。
 午後6時55分、執務室を出て、同56分、官邸発。同7時6分、東京・赤坂の日本料理店「祢保希」着。民主党の輿石東参院議員会長、簗瀬進参院予算委員長、大畠章宏衆院国家基本政策委員長と食事。
 午後9時8分、同所発。同14分、公邸着。
 21日午前0時現在、公邸。来客なし。(了)

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2010年04月22日

<裁判員裁判>母親に有罪判決 回復の見込みない息子刺殺(毎日新聞)

 自殺を図り、回復の見込みがなくなった長男(当時40歳)を刺殺したとして、殺人罪に問われた千葉県我孫子市の無職、和田京子被告(67)の裁判員裁判で、東京地裁は22日、懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役5年)の判決を言い渡した。山口裕之裁判長は「決して許されたわけではなく、重い有罪判決を受けたことを孫に伝えてください。誤った考えを持たせたくないというのが裁判員の思いです」と和田被告に説諭した。

 東京地裁528号法廷。和田被告は小さく頭を下げ、静かに涙を流しながら判決を聞いた。「行為の凄惨(せいさん)さと結果の重大さは言うまでもない」。被告の行為を非難する言葉もあった。手段を尽くす余地があったはずなのに、自殺未遂から10日で事件を起こしたことから「短絡的犯行」とも指摘した。

 一方で、被告は息子が自殺を図るという衝撃的な事実に直面していた。高額な医療費がかかるのに、健康保険が適用されないと聞かされ、追い打ちをかけられた。「子供たちを食べさせていけない。いいパパが悪いパパになる」。長男の妻が泣き崩れたことを知った被告は「妻や孫を苦しませたくない」と考えた。

 「母さん、やってくれ」。被告は意識を失った息子がそう言っているように思ったという。「冷静な判断力を欠いたまま、衝動的に息子の命を絶つしかないと考えた」「異常ともいえる心理状態で犯行に至った被告には同情の余地が多々ある」。判決は、法定刑の下限の懲役5年から刑を減軽し、執行猶予を選択した。

 ◇判決の認定内容

 09年7月25日午後5時過ぎ、東京都文京区の日本医大付属病院高度救命救急センター病室内で、長男正人さんの左胸を包丁で4回突き刺して死亡させた。

 ◇裁判員、初公判から4日間考え続け…

 「自分が同じ立場だったら、どうしただろうか」。判決言い渡し後に会見に応じた4人の裁判員と2人の補充裁判員は、初公判から4日間考え続けたという。女性裁判員は「自分にも母と子がいる。いろんな思いがよぎったが、答えは出なかった」と語った。

 事件は、どこの家庭で起こっても不思議ではない家族間の悲劇だった。別の女性裁判員(55)は「一番傷つきやすい孫のことを考えた」と明かした。「人を殺すことで事態の打開を図ることを是認するものではない」。説諭の言葉には、裁判員全員が被告や孫に伝えたかった思いが込められているという。

 「4日間、家に帰っても頭の中に裁判のことがあった」。男性裁判員(34)は「なんとかこらえて冷静に判断した」と振り返った。

 ◇社会に出されたメッセージ

 何という悲劇の連鎖か。法廷で明らかになった事実に、やるせなさを感じた。長男の自殺未遂、高額な医療費、親族間殺人……。事件までの10日間を、長男の妻は「出口のないトンネルのようでした」と証言した。

 和田被告は3人の子供を育てた。80年代には夫の仕事のため、家族で米国に暮らし、言葉の壁に戸惑う我が子を励ました。次男(38)は「器が大きく、逆境に動じない。人生の迷路に入ると母に相談した」と嘆願書に書いた。長女(36)も「責任感のある母が、残された家族の今後を思って1人捨て石になった」とかばった。

 主任弁護人は「この事件に悪者はいない」と言う。医師も勤務先も家族も、それぞれの立場で責任を果たそうと努力したのだろう。だが、そこに解決策は見えなかった。悪者でなく、むしろ善良な市民が裁かれる現実を不条理と感じた。「早くバアバのチャーハンが食べたい」。孫が自分の母に語った言葉に救われるとともに、けなげさに胸が痛んだ。

 被告はどうすればよかったのか、法廷に答えはなかった。だが、どんなに行き詰まった状態でも、人を殺すことは許されない。それを孫や世間に伝えようと、裁判員たちは説諭に思いを込めた。自分の身に置き換え、心を揺り動かされながらも、社会にメッセージを発信して責任を果たす。裁判員たちが苦悩しながら導き出した「正義」に、目を見開かされた。【長野宏美】

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